『JAMIC JOURNAL』 2010年06月号
特集 シンガポールに学ぶグローバル時代の医療戦略
弊社代表取締役の加藤良平のシンガポールの医療システムに関するコメントが、上記特集で紹介されました。
「シンガポールの医療 ここが注目点!」
シンガポールの医療制度は、25年前に定められた基本戦略と長期ビジョンがぶれることなく進化を続けている。安定した医療供給には政治の強い指導力が重要であることを痛感する。
独法化された国立病院は地域別のクラスターに編成されているため、経営資源の共有や医療機能の統合が進みやすい。競争原理をクラスター間に限定して機能させることで、公共性を維持しながら効率的な医療体制を構築しようとする面白い取組みだ。
また、貯蓄型の公的保険制度により、医療に対する合理的な金銭感覚が国民に浸透していることも大きい。公的負担と個人的負担のすみ分けがよく考えられている点においても、シンガポールの医療は参考に値する。